アエロメヒコ航空のマイルを有効活用! JALマイル・ANAマイルに加算できるのか?
海外旅行に頻繁に行く人にとって必須とも言える知識がマイルの使いこなし方です。アエロメヒコ航空のマイレージプログラムについて詳しく説明するとともに、JALマイルやANAマイルと言った日系航空会社が提供しているマイルの加算の可否についても見ていくことにします。
この記事の目次
アエロメヒコ航空とはどのような航空会社か?
アエロメヒコ航空は、メキシコ最大の航空会社であり、同国のナショナルフラッグ・キャリアです。アエロメヒコというのはメキシコの公用語であるスペイン語の表現であり、英語ではエアーメキシコとなります。メキシコ・シティ国際空港を本拠として、主にメキシコ国内や南北アメリカ大陸の都市間のフライトを運航していますが、ヨーロッパやアジアにも就航していて世界約50都市に就航しているグローバルな航空会社です。設立されたのは第二次世界大戦前の1934年と古く、2000年にはスカイチームの一員となり、2006年には日本では成田空港とメキシコ・シティとの間を飛行するフライトを運航するようになりました。
アエロメヒコ航空のマイレージプログラムとは?
アエロメヒコ航空のマイレージプログラムはクラブプレミエになります。カードランクはクラッシックカードから始まりゴールド・プラチナ・チタニウムです。マイル有効期限は24ヶ月ですがその間に1回でも利用があれば更に24ヶ月延長になります。ゴールドカード以上になると搭乗時にボーナスポイントがついたり座席のアップグレード、受託手荷物の追加などが出来ます。プラチナとチタニウムはスカイチーム・エリートプラス会員と同等のランクになります。
アエロメヒコ航空はスカイチーム所属
アエロメヒコ航空は世界3大アライアンスの1つであるスカイチームに所属しています。
スカイチームは2000年6月に、デルタ航空、エールフランス、(フランス)、アエロメヒコ航空(メキシコ)、大韓航空(韓国)の4社によって設立されました。現在はこれらに加え、合わせて19の航空会社が加盟しています。(2019年1月現在)スカイチームも他のアライアンスと同様に、マイルサービスの共有化や、一つの定期航空便を複数の航空会社で共同運航するコードシェア便の実施などを行っています。
スカイチームの詳細については過去記事「スカイチームとは?」を参照ください。
マイルの貯め方
アエロメヒコ航空のマイルを貯めるための方法はいくつか存在しますが、同社が運航しているフライトに搭乗するということです。また、アエロメヒコ航空は、スカイチームに加盟していることから、同じ航空連合に加盟しているエールフランスやデルタ航空、ガルーダインドネシア航空、ベトナム航空といった航空会社の運航便に搭乗することでもマイルを加算することが可能です。加算されるフライトマイル数はフライトの運行距離と搭乗クラスによって異なりますが、さらにゴールド会員になっている場合には25パーセント分のボーナスマイルが、プラチナ会員になっている場合には50パーセント分のボーナスマイルが、それぞれ通常のフライトマイルに加算されます。
また、アエロメヒコ航空のマイルは、同社が提携しているホテルやレンタカーサービスを利用することによっても貯めることができます。代表的な提携ホテルには、ヒルトン ワールドワイドやマリオット インターナショナルがあり、これらは世界中でホテルを運営していることから、各国への旅行の際にこれらのホテルを利用すれば自然とマイルを貯めることができるというわけです。さらに、アエロメヒコ航空のマイルは、お金を払って購入することができるという特徴があります。1000プレミエ・キロ=17.4ドルから購入可能で、購入時に特典航空券と交換することができるようになっているため、例えば保有しているマイルが欲しい特典航空券の必要マイル数に少し足りないような場合に、買い足して交換するといった使い方ができるのです。そのため、同社のマイルは他の航空会社のマイルと比べても、使い勝手に優れているということが出来るでしょう。
マイルの使い方
アエロメヒコ航空のマイルは、同社が運航しているフライトの特典航空券に交換したり、フライトのクラスをアップグレードするために利用することが可能となっています。必要マイル数はフライトの運行距離と搭乗クラスによって異なります。また、同社と同じスカイチームに所属している航空会社や同社が提携している航空会社の特典航空券に交換することも可能です。
ANAマイルやJALマイルの加算の可否について
日系の航空会社をメインで利用している人にとって、アエロメヒコ航空のフライトに搭乗した場合にANAマイルやJALマイルに加算することが出来るかどうかは大きな関心事ではないでしょうか。これについて先に結論を言うと、残念ながらJALマイルとANAマイルを加算することもできません。しかし、2019年2月よりアエロメヒコ航空とJALがコードシェア便を開始しました。アエロメヒコ航空の便名で搭乗した場合はマイレージの加算はできませんが、アエロメヒコ航空が運航しているコードシェア便をJALの便名で搭乗した場合はマイルの加算ができます。
ただしこの場合もFLY ON POINTは加算されませんのでご注意ください。
マイルを使いこなして空の旅を充実させよう
アエロメヒコ航空のフライトに搭乗しても、加盟している航空連合が異なることからANAマイルやJALマイルに加算することはできません。しかし同社のマイルはスカイチームに所属している世界各地の航空会社の特典航空券と交換することが可能であることから、ANAマイルやJALマイルに加算できないことはそれほど大きなデメリットとはいえません。マイルを効率的に利用することによって、空の旅をよりいっそう充実したものにすることが可能ですので、同社のフライトを利用する場合には、そのマイレージプログラムの内容をしっかりと理解しておくようにしましょう。