エミレーツ航空のマイルはJALマイル・ANAマイルに積算できるのか?【2024年6月更新】
エミレーツ航空はアラブ首長国連邦のドバイを本拠とし、世界最高峰のサービスを提供する航空会社として有名です。一度は乗ってみたいと評価されるエミレーツ航空ですが、気になるのはJALマイル・ANAマイルは貯めることができるのかというところです。今回は、エミレーツ航空がJALマイル・ANAマイルに積算できるのかについて紹介していきます。
この記事の目次
エミレーツ航空について
エミレーツ航空は世界で最も豪華な航空会社ランキング「ワールド・ベストエアライン」1位の受賞歴を持つ航空会社です。2010年以降、成田国際空港からも飛ぶようになり日本人もさらに利用者が増えました。多くの方が一度は利用してみたいと思うエミレーツ航空ですが、利用する方にとって気になるのがマイレージの貯め方です。
エミレーツ航空のマイレージプログラムは「スカイワーズ」という独自のマイレージプログラムなので他の航空会社のマイルが積算されないのではないかと気になりますよね。JALマイル・ANAマイルの積算が可能であるか、可能な場合はどのくらいためることができるのかを見ていきましょう。
JAL・ANAが加盟している航空連合
エミレーツ航空は「スカイワーズ」という独自のマイレージプログラムですが、JALとANAの加盟している航空連合をそれぞれ見ていきましょう。まず、JALは「ワンワールド」に加盟をしていています。JALの他にアメリカン航空やブリティッシュ・エアウェイズなど計15社(2024年6月現在)の航空会社が加盟をしています。
→ワンワールド公式HP
ANAは「スターアライアンス」に加盟をしています。ANAの他にユナイテッド航空やエア・カナダなど計26社(2024年6月現在)の航空会社が加盟をしていて、世界最大の航空会社ネットワークです。
→スターアライアンス公式HP
上記2つの航空連合以外にもデルタ航空や大韓航空が所属する「スカイチーム」もあり、それぞれ同じ航空連合に所属する会社間でマイレージの相互利用が可能です。
したがってJALマイルやANAマイルを貯めている場合は、それぞれの航空連合の加盟している航空会社や特徴を理解しておくと効率よくマイレージを貯めることができます。航空会社を利用したときに獲得したマイレージを効果的に使うのであれば、どのマイレージが自分にとって最適かを考慮して選択することが大切です。
JALが所属するワンワールドはヨーロッパの航空会社が少ないですが、中東に行く人はマイレージが貯まりやすいのが魅力です。ANAが所属するスターアライアンスは最も加盟社数が多いのでアジア圏やヨーロッパ路線がとても強みですが、中東には弱いようです。それぞれの特徴を知っておくとより選びやすくなりますね。
JALマイル・ANAマイルは積算できるのか
同じ航空連合に加盟していればマイレージの積算が可能ということでしたが、エミレーツ航空は独自のマイレージプログラムでどこの航空連合にも加盟していません。エミレーツ航空を利用すると他の航空会社のマイレージが貯まらないのではないかと不安になる方もいるでしょう。しかし、実はエミレーツ航空が提携している会社であればマイレージの積算が可能なのです。
提携会社は計17社(2023年4月現在)あり、ANAは提携していないのでANAマイルを貯めることはできません。しかし、提携会社にはJALも含まれているのでJALマイルは貯めることが可能です。
※エミレーツ航空提携会社一覧はコチラより(メーカーHP)
JALマイルであれば提携しているホテルの利用やクレジット機能があるJALカードを作ればショッピングなどでも貯めることが可能なので、日々の生活でもコツコツと貯めていけるのが魅力ですね。
エミレーツ航空でもスカイワーズマイルを貯めることができ、マイルが貯まればステータスを上げることもできます。ですがエミレーツ航空の独自マイレージプログラムで日本国内には提携カードが発行されていないため、JALマイルやANAマイルに比べて貯めるのが難しいです。なので、あまりエミレーツ航空を利用しないのであればJALマイルを貯めるのがいいでしょう。
JALマイルを貯めるときの注意点
エミレーツ航空を利用してJALマイルを貯めるときに条件を満たしていなければマイルが貯まらず残念な結果になってしまうので、そうならないよういくつか注意点を紹介していきます。まず、エミレーツ航空のエコノミークラスを利用すると50%~100%の積算率でマイルを貯めることができますが、ドバイー日本間をエコノミークラスでフライトした場合はマイレージ積算対象外となります。
エコノミークラスで50%~100%の積算率でも片道2500~5000マイル程になるのですが、マイル積算の対象ではないクラスはJALマイルが貯められないので気を付けてください。
※積算対象外の詳細はコチラより(メーカーHP)
マイルの積算方法は予約時に積算手続きをする方法と利用後に事後登録をする方法の2つがあります。もし、予約時に手続きができなかった場合は必ず2週間後から6ヶ月後までに事後登録をするようにしましょう。
※事後登録の詳細はコチラより(メーカーHP)
この期間が過ぎてしまうとJALマイルに積算できなくなってしまうので忘れずに行ってください。JALのマイレージカードを作っていなかった場合も、搭乗後にカードを発行し期間内に事後登録をすればJALマイルを貯めることができるので心配はいりません。エミレーツ航空を往復で利用した場合は行きと帰りをまとめて申請ができず、2回に分けて申請をしなければならないので注意しましょう。
マイレージが積算できる条件や注意点は各航空会社によって異なるので、JALマイルもANAマイルも積算をしたいときはあらかじめ条件を調べておく必要があります。
結論:エミレーツ航空のマイルはJALマイルのみ積算できます
エミレーツ航空を利用するならJALマイルに積算するのが良いですね。残念ながらANAマイルはエミレーツ航空では積算できませんが、エミレーツ航空を使えない区間の航空会社を利用するときはANAマイルを貯めるという工夫をすれば効率よくマイレージが貯まっていきます。貯め方も重要ですが、せっかく貯めたマイルなので有効的に使っていくことを心がけてください。