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カンタス航空のマイルの貯め方は?ANAマイル・JALマイルに加算できるのか?

オーストラリアのカンタス航空は南半球最大手の航空会社です。拠点はシドニー国際空港とメルボルン空港で、世界140都市以上に就航しています。日本では羽田・関西・新千歳(季節運航)とシドニー間、成田とブリスベン・メルボルン空港に運行しています。(2020年3月よりメルボルン空港行きは羽田へ移管予定)子会社にジェットスターがあります。このカンタス航空利用で貯まったマイルを、ANAマイルやJALマイルに加算できたら便利だと考える方もいるでしょう。ここでは、カンタス航空のマイルの貯め方や、カンタス航空のフライトマイルがANAマイル・JALマイルに加算できるのかなどを紹介します。

カンタス航空のマイレージプログラムについて

カンタス航空のマイレージプログラムは「カンタス・フリークエントフライヤー」と呼ばれています。オンラインから申込可能で、日本に住んでいる場合は入会金無料です。(オーストラリア・ニュージーランド在住の方は入会金が必要です)会員ランクは、一番下のステータスはブロンズ会員となっておりブロンズ会員のカード発行はしていないので入会手続完了画面の保管を必ず行いましょう。その上がシルバー・ゴールド・プラチナとなります。さらに最も上の会員であるプラチナ・ワンというステータスがあります。

上級会員・ステータスを獲得するにはステータスクレジットと呼ばれるポイントを貯める必要があります。ブロンズからシルバーにランクアップするには、300ポイントを取得し維持するために250ポイント必要になります。ステータスを維持または昇格させるにはステータスクレジットポイントのほか、カンタス航空かジェットスター、カンタスリンク便を4区間以上利用する必要もあります。シルバー以上の会員は特典として、空港ラウンジの利用、国際線優先チェックインカウンターの利用、追加手荷物利用可能、座席リクエストなどが可能です。ステータスクレジットは、毎年入会月に更新され、それまでに貯めたクレジットは失効するので注意が必要です。

カンタス航空のマイルを貯めるには?

フライト利用で貯める

カンタス航空のマイルは、ポイント加算対象のフライトを利用することで貯められます。ポイント加算対象のフライトはカンタス航空国際線搭乗のエコノミーやビジネス、ファーストクラスなどです。例えば、日本ーオーストラリア間のエコノミークラス搭乗時に加算されるポイントは片道3900ポイントになります。カンタス航空国内線も搭乗クラスによって加算の対象となっています。また、子会社であるジェットスター航空のフライトでもマイルを貯めることが可能です。ジェットスター航空のフライトはエコノミーとフレキシブル・エコノミー、ビジネスが対象となります。中には加算対象外のクラスもあるので確認が必要です。フライトを利用することで通常のポイントとは別にステータス・ボーナスがランクごとに加算され、シルバー会員であれば50%、ゴールド会員は75%のステータスボーナスが獲得可能です。プラチナ会員であれば100%のステータスボーナスが加算されます。

提携サービスで貯める

フライトだけではなく、カンタス航空が提携しているサービスを利用することでもマイルを貯めることが可能です。カンタス航空が提携しているのはホテルやレンタカーなどのサービスで、利用するごとにマイルを貯められます。カンタス航空は5万以上の都市、10万以上の世界中のホテルと提携しています。例えばヒルトンオーナーズ・マリオット・ハイアットなど世界有数のホテル宿泊でポイントが貯まります。また、提携しているレンタカー会社はAVISやBudgetなどです。オーストラリア内での利用は1ドルにつき4ポイント、オーストラリア以外の利用ではレンタルごとに700ポイント獲得することができます。他にも、オンラインショッピング、提携レストラン、投資、ドライバー利用など様々な用途でポイントが貯められるようになっています。

ポイント有効期限と事後登録

カンタス・フリークエントフライヤーポイントの有効期限は18ヶ月です。ポイント加算、ステータスクレジットの加算、またはポイント利用が18ヵ月の間に行われない場合、18ヶ月目の最終日のシドニー時間午前0時にすべてのポイントが失効します。しかし、カンタス・フリークエントフライヤーアカウントを利用して、18ヵ月の間にポイントの加算や特典航空券等でのポイント利用があれば、その都度、全ポイント数の有効期限が18ヶ月延長され、ポイントが失効することはありません。フライト利用後のポイント加算申請は、搭乗日から12ヶ月以内に申請が必要になります。新規入会の場合は、入会日から起算して30日前までの搭乗がポイント加算の対象となります。

カンタス航空が加盟する「ワンワールド」について

カンタス航空が加盟しているのはワンワールドというアライアンスです。ワンワールドの加盟航空会社は13社あり、JAL、マレーシア航空、キャセイパシフィック航空を始め、ブリティッシュエアウェイズ・イベリア航空・アメリカン航空、カタール航空・カンタス航空など世界的に有名な航空会社が加盟しています。カンタス航空のマイルは、ワンワールドに加盟する航空会社のフライトを利用することでも貯められます

カンタス航空と提携している航空会社

カンタス航空はアライアンスが異なる航空会社とも提携を行っています。異なるアライアンス間で提携しているのは、スターアライアンスに加盟する南アフリカ航空やスカイチームに加盟する中国東方航空などがあります。そのほかにも、エミレーツ航空、アラスカ航空、エアニューギニア、バヌアツ航空など複数の航空会社と提携を結んでいます。提携している航空会社を利用することでも、カンタス航空のマイルを貯めることが可能です。

日系航空会社へのマイルの加算できるのか

ANAが加盟しているのはスターアライアンスと呼ばれるアライアンスで、スターアライアンス加盟の航空会社であればANAのマイルに加算することができます。同じアライアンスじゃない場合でも提携していればマイルを貯めることは可能ですが、カンタス航空とANAは未提携です。そのため、カンタス航空のマイルをANAマイルに加算することはできません

JALマイルに加算することは可能

JALとカンタス航空は同じアライアンスに加盟しているため、カンタス航空利用分のマイルをJALマイルに加算することができます。加算率は利用するフライトのクラスによって変わり、エコノミークラスY・W は100%、エコノミークラスB・H・R・T は70%でM・VとL・Kは50%です。同じエコノミークラスでも加算対象外のクラスがあるので注意する必要があります。ビジネスクラスにはJ・C・D・Iは125%の加算率、ファーストクラスの予約クラスであるFとAは150%の加算率です。

ANAマイルには加算不可、JALマイルには加算できる

カンタス航空を利用したときのマイルをANAマイルに加算することはできませんが、JALマイルに加算することはできます。国内線の利用機会が多い場合などは、カンタス航空利用時にJALマイルに加算してポイントを貯めるのも方法の1つです。他にもカンタス航空の子会社であるジェットスタージャパンとJALは提携しているので、利用機会が多い方はジェットスターでのマイル加算を検討してみるのもいいでしょう。