ジェットスター航空のマイルはどうするのが一番お得?ANAマイル・JALマイルに加算は可能なの?
この記事の目次
ジェットスター航空とは
日本国内のLCCで唯一、東京、大阪、名古屋の三大都市圏に就航している格安航空会社です。利用したことがある方、これから利用しようと思う方も多いのではないでしょうか。国内の短い距離でもジェットスター航空を利用することでマイルはたまります。マイルはうまく活用すると、1マイルが1円以上の価値を持ちます。ジェットスター航空や他社のマイレージシステムを知って、貯めたマイルを無駄なく活用しましょう。
ジェットスターの運航便によってマイルが貯まる場合と貯まらない場合がある
すごく分かりにくい部分なのですが、ジェットスター航空といっても実際にはジェットスター・ジャパン(GK)、ジェットスター航空(JQ)、ジェットスター・アジア航空(3K)、ジェットスター・パシフィック航空(BL)という4つの会社があり、それぞれの会社が運航する便によってマイルが貯められる場合と貯められない場合があるのです。
JALのマイル加算について
JALの場合はジェットスター・ジャパン(GK)のみがJALマイルの加算対象となり、ジェットスター航空(JQ)、ジェットスター・アジア航空(3K)ジェットスター・パシフィック航空(BL)の場合は加算対象となりません。マイルは「Starter Plus」「Starter Max」のクラスで予約するとそれぞれ25%のマイルが加算されます。「Starter」と「Starter FlexiBiz」はマイルがつきません。ジェットスターの航空券の予約時にオプションでJALマイレージを選択し、JALマイレージのお得意様番号を登録します。このオプション操作をし忘れるとマイルの事後登録はできないので、必ず登録するようにしましょう。JALマイルの有効期限は36カ月です。
ベトナム航空のマイル加算について
ベトナム航空についてはジェットスター・パシフィック航空(BL)のみが加算対象になり、ジェットスター航空(JQ)、ジェットスター・アジア航空(3K)、およびジェットスター・ジャパン(GK)では加算対象になりません。ジェットスター・パシフィック航空(BL)のエコノミークラスには、一番リーズナブルな「Starter」、手荷物の預け入れや座席指定ができる「Starter Plus」、Plusにさらにオプションをつけた「Starter Max」の3つの予約クラスがあります。オプションがついた「Starter Plus」を予約すると75%、「Starter Max」を予約すると最大で110%とかなり大幅にマイルが加算されます。「Starter」と「Starter FlexiBiz」はマイルがつかないので注意しましょう。
エミレーツ航空のマイル加算について
エミレーツ航空の場合はジェットスター・ジャパン(GK)、ジェットスター航空(JQ)、ジェットスター・アジア航空(3K)、ジェットスター・パシフィック航空(BL)の国際線がマイルの加算対象となっております。詳細はエミレーツ航空の公式案内ページより確認ください。
カンタス航空のマイル加算について
カンタス航空の場合は全てのジェットスター航空において加算ができます。、ジェットスター・ジャパン(GK)についてはスターター運賃(Starter)のみカンタスポイントの加算対象ではありません。オプションがついた「Starter Plus」「Starter Max」についてはマイルの加算対象となります。詳細はカンタス航空のマイル案内よりご確認ください。
ジェットスター(JQ)、ジェットスターアジア(3K)、ジェットスターパシフィック(BL)についても加算対象となっております。詳細はメーカー公式ページのカンタス・フリークエントフライヤーポイントを貯めるより確認ください。
ANAマイルは加算されるのか
ジェットスター独自のマイルを貯めるシステムはないのですが、ジェットスター提携航空会社のマイルを貯めることができます。ジェットスター航空と提携している航空会社は、カンタス航空、JAL、エミレーツ航空、ベトナム航空の4社です。ANAはジェットスター航空と提携していないため、残念ながらジェットスター航空のマイルをANAマイルに加算することはできません。
マイルを貯めるのなら知っておきたい、「航空連合(アライアンス)」
航空会社を選ぶ際、ワンワールドやスカイチームなどの名前を聞いたことがあるでしょうか。これは世界の航空会社の連合組織の名前です。それぞれのグループ内でマイルを共有したり、定期便を共同で運行したりしています。世界的航空連合はワンワールド、スカイチーム、スターアライアランスの3つで、世界の多くの航空便がどれかに属しています。航空券を予約する時、値段だけではなくこのグループを意識しておくと、マイルを統一でき、ためやすくなります。
ジェットスター航空を利用するのならどの航空連合(アライアンス)で貯めることができるのか
ジェットスター航空と提携している、カンタス航空とJALはワンワールドに加盟しており、ベトナム航空はスカイチームに加盟しています。ジェットスター航空とエミレーツ航空はどこにも加盟していません。
ワンワールドとスカイチームのメリット
ワンワールドは世界約160カ国、1000以上の都市に就航しています。日系エアラインのJALも加盟しているので、国内線の利用でもマイレージが貯められるのが嬉しいところです。
スカイチームは世界初の航空連合であり、世界約187カ国、1,064箇所へ就航しています。チャイナエアラインやガルーダ・インドネシア航空、大韓航空、中国東方航空などアジア圏の就航が多く、アエロフロート・ロシア航空、アリタリア航空、エールフランス航空などヨーロッパへの就航もあります。また、航空会社によっては料金が安めに設定されているところが多いのも特徴です。
ジェットスターのマイルはJALマイルとして貯めるのがお得
貯めたマイルの一番お得な使い道
ジェットスターで貯めたJALマイルは、商品券や特典航空券などと交換ができます。特典航空券とは溜まったマイルと交換ができる航空券です。マイルの交換品で特にお得なのは、この特典航空券に交換することです。商品券などは1マイルにつき大体1円ほどに換算されますが、特典航空券は使う時期によっては1マイルが3円以上の価値を持ち、かなりお得に旅ができます。
特典航空券、ジェットスター航空とJALどちらの券にかえた方がお得?
JALのマイレージプログラムから、JALとジェットスターのどちらの特典航空券も申し込むことができますが、その必要マイル数は異なっています。例えば、大阪と東京間の往復のフライトでJAL特典航空券に変える際、必要なマイレージ数は1,2000マイルです。一方、ジェットスターの特典航空券で同じ区間の往復に必要なマイル数は、10,000マイルで、JALより2000マイルもお得です。ですがJALのマイレージプログラムには「ディスカウントマイル」というサービスがあります。
このサービスでは、JALが設定する期間の航空券をより少ないマイルで交換ができます。ディスカウントマイルだと例えば、大阪東京間は10,000マイルで、ジェットスターと同じマイル数になります。また、JALカード会員であれば、9500マイルとさらにお得になります。国際線の特典航空券では、東京や大阪と台北間はジェットスターでは一律21,000マイル必要なのに対して、JALでは東京発着20,000マイル、大阪発着15,000マイルと発着地により異なります。普段よりとてもお得ですが、申込期間が決まっており、ウェブからの申込限定で有効期限も予約便のみとなっています。お得に手に入りますが、事前の確認が必要です。
自分の行き先に応じて、ジェットスター航空のマイルを利用しよう
マイルの貯め方、使い方はさまざまです。自分の旅行の行き先に合わせてマイルを活用しましょう。国内だけではなく、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、アメリカなど現在では飛行機を利用してさまざまな地方を訪れることができるようになりました。予算を抑えることが難しい航空券。旅の費用を抑えるためには、お得な航空券を探すだけでなく、マイルをうまく活用することが鍵になります。