フィリピン航空のマイルはどうやって使うの?ANAマイル・JALマイルに加算できるの?【2024年6月更新】
この記事の目次
フィリピン航空とは
フィリピン航空は、アジアでもっとも古い航空会社で、1941年に設立されました。フィリピン国内はもちろんのこと、アジア、オセアニア、ヨーロッパ、北米などに就航しています。子会社であるPALエクスプレスとともに、フィリピン国内では29都市、世界30都市以上にアクセスが可能です。サービス改善や新機材の導入なども積極的に取り組んでおり、2018年にはイギリスのスカイトラックス社から4つ星評価を得ました。日本からは、成田、羽田、中部、関西、福岡からマニラへ運行しています。羽田からマニラまでの所要時間はおよそ4時間で、運行は毎日です。成田からは、フィリピン航空の他にも複数の航空会社とLCCが運行しており、人気のリゾート地であるセブ島は、成田から週4便、関西、名古屋から週3便が運行です。
フィリピン航空で貯められるマイルとは
フィリピン航空は、まだスターアライアンスやワンワールドなどのアライアンスに加盟していません。しかし、2014年にANAとコードシェア提携とマイレージ提携をしたため、ANAマイルを貯めることができるようになりました。フィリピン航空独自のマイレージプログラムである、マブハイマイルでもマイレージを貯めることが可能です。ANAマイルを貯めている方は、マニラ経由でヨーロッパなどの長距離でマイルを貯める方法もあります。
マブハイマイルとは
マブハイマイルは、フィリピン航空のマイレージプログラムです。アライアンスに加盟していないため、提携航空会社のANAとエティハド航空の2社のみで特典航空券の発行ができます。マイル有効期限は2年間で、マイルの加算や使用をすることで有効期限をまた2年間延長することが可能です。マブハイマイルのマイルは、フィリピン航空の利用の他、ANAやエティハド航空に乗っても同じく有効期限が延びます。失効してしまったマイルでも手数料を支払うことで取り戻すことが可能です。マブハイマイルでマイルを発券するには、インターネット上では手続きができません。特典旅行交換フォームに記入してフィリピン航空の発券オフィスに提出するか、電話をすることになります。ANAはWeb上での交換が可能です。また、獲得したマイルは家族や友人へも譲渡が可能です。
マブハイマイルのメリット
フィリピン航空しか乗らないという方は、マブハイマイルでマイルを貯めるメリットもあります。マブハイマイルに入会するのは無料で、クラシック、エリート、プレミアエリート、ミリオンマイラーという会員ランクがあり、クラシックからスタートします。エリート会員は、フィリピン航空やコードシェア便で25,000マイル獲得もしくは30区間の搭乗で資格を取得でき、ラウンジの利用、優先チェックインなどの特典を付与され、ボーナスマイルも25%加算されます。プレミアエリートでは、45,000マイル獲得以上か50区間の搭乗などの条件が必要です。アメリカ、カナダ、ロンドン便に搭乗すると75%のボーナスマイルなどの特典があります。ミリオンマイラーは、生涯にわたって、さまざまな特典を享受できるクラスです。発券手数料や変更手数料などが全て免除され、同伴者の優先搭乗などさまざまな特典があります。
ANAマイルを貯められるフィリピン航空
フィリピン航空とANAは業務提携をしているので、フィリピン航空を利用してもANAマイルを貯めることができます。ANAは、スターアライアンス加盟の航空会社ですが、フィリピン航空をはじめ、インドネシア航空やベトナム航空とアライアンスを超えて独自で提携をしているのです。JALはワンワールドに加盟していますが、フィリピン航空とは提携関係にありませんので、JALマイルを貯めることはできません。ANAでマイルを貯めると、ANA便はもちろんのこと、コードシェア便、スターアライアンス加盟航空など使える航空会社も多いというメリットがあります。
ANAマイルの貯め方
フィリピン航空はANAのコードシェア便なので、ANAマイレージカードを提示するだけでマイレージを貯めることができます。エコノミークラスでは、ANAの公式サイトから購入するY、S、L、M、H、Qクラスで100%の積算率です。格安航空券は、クラスにより獲得できるマイレージも異なります。V、B、X、Kクラスで70%、E、T、U、Oクラスで50%の積算率に下がってしまうので注意が必要です。予約クラスは航空券や予約時に確認できますが、上記アルファベット以外のクラスとなるとマイル加算の対象になりません。プレミアムエコノミーでは、W、Nクラスとなり、獲得マイル数は125%です。ビジネスクラスでは、C、D、I、Zは125%、Jクラスは150%となっています。
特典航空券に必要なマイル
ANAでマイルを貯めても、フィリピン航空のマブハイマイルで貯めてもANAの航空券やフィリピン航空の特典航空券を発券することは可能です。羽田からマニラまでの必要マイル数は、ANAマイルで20,000マイルですが、フィリピン航空では、35,000マイル必要になります。フィリピン航空でマイルを貯めていると、ANAで貯めるよりも多いマイレージが必要になるので、ANAマイルがお得です。
マイルを獲得するには
マイルを獲得するには、フィリピン航空のチェックイン時にマイル申請をする必要があります。Webチェックインをされる方は、チェックイン時にフィリピン航空のチェックイン画面からロイヤリティプログラムでANAを選択し、マイレージ番号を入力するとマイレージの登録が可能です。ツアーなどを利用してマイレージを貯める時には、Webチェックインが利用できませんので、搭乗日当日にチェックインカウンターで依頼しましょう。
事後登録
予約の際ANAマイレージクラブお客様番号(10桁)の登録を忘れてしまった場合、ANAウェブサイトもしくはメール・郵送で事後登録ができます。マイルが反映されるのに即時~4週間かかるようなので早めの申請をおすすめします。搭乗後3日後から6か月以内なら申請が可能です。ANAマイルのアカウントがなくても、事後に作ることは可能ですが、それでもイーチケットと搭乗した際の搭乗券の半券などが必要になります。