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デルタ航空のアライアンスはスカイチーム! 特徴は?どんな航空会社があるの?【2024年6月更新】

世界各国には様々な航空会社があり、国内のみならず国外の各地とも飛行機で結んでいます。加えて、それぞれ航空会社がその垣根を越えて加盟するアライアンスというものもあります。
現在のところ世界中を見渡すとアライアンスはいくつかありますが、この記事では、デルタ航空などが加盟するスカイチームについて解説します。

アライアンスとは?

アライアンスとは、本来は「同盟」や「提携」を意味し、航空用語としては「航空連合」のことを指します。具体的に言うと、本来は別々の航空会社が業務提携を行うことで行われるマイレージサービスの共通化や相互乗り入れなどがアライアンスを通して行われます。
マイレージサービスが共有化された状態では、ある航空会社のマイルをそのアライアンス内の別の航空会社でも利用できるようになります。
現在の世界には、3つの大きなアライアンスが存在します。それはスターアライアンス、ワンワールド、スカイチームです。アライアンスは、航空業界における規制緩和や競争激化により、世界規模で航空会社同士のグループ化が進んだことにより誕生したとされています。

そのようなアライアンスの歴史の中で、最も古いものがスターアライアンスです。ドイツのルフトハンザ航空やアメリカのユナイテッド航空などが加盟しています。日本ではANAがスターアライアンスに加盟しています。
続いて、誕生したのがワンワールドです。このアライアンスは、アメリカのアメリカン航空や香港のキャセイパシフィック航空などによって設立されました。日本ではJALがワンワールドに加盟しています。
3つ目のアライアンスがスカイチームです。スカイチームには、アメリカのデルタ航空などが加盟しています。

スカイチームに加盟する航空会社

スカイチームは2000年6月に、デルタ航空、エールフランス、(フランス)、アエロメヒコ航空(メキシコ)、大韓航空(韓国)の4社によって設立されました。現在はこれらに加え、合わせて19の航空会社が加盟しています。(2024年6月現在)スカイチームも他のアライアンスと同様に、マイルサービスの共有化や、一つの定期航空便を複数の航空会社で共同運航するコードシェア便の実施などを行っています。
※スカイチーム加盟航空会社一覧はコチラより(メーカーHP)

なお、全日空(ANA)はスターアライアンスに、日本航空(JAL)はワンワールドにそれぞれ加盟しています。そのため、日本の航空会社で、スカイチームに加盟している会社は今のところはありません。(2019年1月現在)

スカイチームの特徴とは?


スカイチームの特徴はいくつかあります。まずは、加盟する各社の航空券の価格が比較的安いことです。チャイナエアラインやベトナム航空などは特にその傾向があり、格安のパッケージツアーなどでよく利用されています。
また中国でのネットワークに強いこともスカイチームの特徴として挙げられます。スカイチームには、先ほど挙げたチャイナエアラインの他にも、中国東方航空やアモイ航空といった中国を拠点とする航空会社が所属しています。
そのため、中国の各地同士を結ぶ便が充実しており、また、日本の都市と中国の都市を結ぶ定期便も複数就航していることなども強みです。
このようなことがスカイチームのメリットだと言える一方で、デメリットと呼べるような部分も存在します。それは、中国方面のネットワークに強い一方で、アメリカやオーストラリアへの便に関しては弱いことです。
スカイチームには、アメリカからはデルタ航空しか参加しておらず、オーストラリアからはどの航空会社も加盟していません。そのため、それらの地域に向けて飛行機を利用するときに、スカイチームでは選択の余地がないと言えます。

スカイチームのラウンジとデルタ航空のゴールド会員

スカイチームは世界各地の都市に就航しており、その各地において国際線ラウンジを提供しています。スカイチーム加盟の航空会社で上級会員になれば、それらのラウンジを利用することが可能になりますが、それぞれの航空会社における上級会員の条件は異なっています。デルタ航空のゴールドメダリオン会員は、スカイチームの他の航空会社でも上級会員としても扱われるという仕組みが存在します。
※デルタ航空上級会員の取得条件の詳細はコチラより(メーカーHP)

なお、デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードというクレジットカードに加入するだけで、デルタ航空のゴールド会員の資格を得られます。
※デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの詳細はコチラ(メーカーHP)

ラウンジは、食べ物や飲み物を無料でとることができるなど、飛行機に乗る前にゆっくりとくつろげる場所となっています。各ラウンジによって、提供されているサービスや設置されている設備は異なりますが、場所によってはWi-fiやマッサージチェアなども完備されています。スカイチームに加盟する各社は、共用ラウンジあるいは提携ラウンジという形でラウンジを提供しており、それぞれの航空会社のビジネスクラスなどに搭乗する場合でも利用が可能です。
※スカイチームラウンジの詳細はコチラより(メーカーHP)

デルタ航空などが加盟するスカイチームについてのまとめ

このようにデルタ航空やチャイナエアラインなどが加盟するスカイチームは、世界各地を飛行機でつないでいます。中国各地の路線が充実していたり各空港にラウンジを設置するなどの特徴がある一方で、アメリカやオーストラリアについては選択肢がないという弱点もあります。スカイチーム内の航空会社同士であれば、マイルを共有できるなどのメリットもあるので、機会があれば利用してみてはいかがでしょうか。