ANAやJALの国内線はフライトの何分前に空港に到着すればいいの? 最終チェックイン・搭乗時間はいつまで?
国内線の飛行機を利用するときは、空港に行ってすぐ飛行機に乗って出発、というわけにもいきません。フライト前に様々な手続きが必要なので、時間に余裕をもって行かないと、最悪の場合、飛行機に乗り遅れる可能性もあります。それでは、フライトの何分前まで空港に到着すれば良いのでしょうか?今回は、ANAやJALの国内線を利用する際、空港に到着しておくべき時間や、最終チェックイン・搭乗時間などについて解説します。
この記事の目次
空港にはフライトの何分前までに到着しているべき?
空を飛ぶ飛行機は搭乗する前に、電車や新幹線など地上を走る交通経路とはまた違った手続きが必要になります。そのため、フライト時刻ギリギリではなく、あらかじめ時間に余裕をもって空港に到着しておかなければなりません。到着時間の目安としては、ANAやJALなどの国内線の場合、通常期でフライトの1時間前、繁忙期でフライトの2時間前に空港に到着しておくのが安心です。これより空港に到着する時間が遅くなると、手続きの進捗状況などによって、出発時刻に差し迫ることもあります。なお、繁忙期とは、年末年始、GW、お盆休みなど大型連休で空港が混雑する時期です。通常期より各手続に時間が掛かる可能性があるので、十分余裕をもって行動することをおすすめします。
フライト前に必要な手続き(1)チェックイン
それでは、空港に到着した後、JALとANAそれぞれどのような手続きをする必要があるのか、タイムリミットはフライトの何分前なのかなどを確認していきましょう。まず、空港に到着したら、第一にするべきなのがチェックインです。利用する航空会社のカウンターに行き、直接カウンターで行うか、自動チェックイン機で行いましょう。航空券の購入がまだ済んでいない場合はカウンターでチェックインをしてください。座席指定も済んでいなければチェックイン時に行います。遅くとも、出発時刻の30分前までには完了しましょう。なお、ANAの場合はスキップサービス、JALの場合はタッチアンドゴーを利用すれば、チェックインは不要です。
フライト前に必要な手続き(2)手荷物預かり
次に、機内に持ち込めないサイズの手荷物があるときは、手荷物預かりのカウンターで手続きをします。こちらも遅くとも出発時刻の20分前には完了しておいてください。預ける時間が20分前より遅くなると、搭乗できなくなる場合もあるので気を付けましょう。なお、特に預ける手荷物がないときは、この手続きは不要です。機内持ち込み可能な荷物のサイズと重量にも注意が必要です。JALの荷物制限とANAの荷物制限とも座席数によって持ち込めるサイズが違います。
フライト前に必要な手続き(3)保安検査場での手荷物検査
フライト前の手続きで、最も時間がかかる可能性があるのが、この保安検査場での手荷物検査です。特に繁忙期はかなり混雑し、行列ができ、検査の進み具合や混雑度により完了までの時間が非常に読みにくいので、できるだけ時間の余裕を持って行くことをお勧めします。遅くとも出発時刻の30分前までには、保安検査場を通過しておく必要があります。また、検査に引っかかると、手荷物を開けて中を調べたり、細かい金属探知検査をしたりと、思わぬタイムロスになることもあります。スムーズに検査を通過するため、手荷物の中に持ち込み禁止の物品を入れない、金属製のものを身に付けている場合はゲートを通る前に必ず外すなど、基本的なルールを守った上で、保安検査を受けるようにしましょう。保安検査場の通過が出発時刻の20分前を過ぎると、予約便に乗れない可能性があります。搭乗口へは便出発10~15分前までに到着していると安心です。
搭乗口までの距離に要注意
搭乗前に行う手続きは、保安検査場の手荷物検査を通過すれば全て完了です。しかし、手続きが終わったからといって安心し、ゆっくり歩いていると、フライトまでの残り時間によっては搭乗が危うくなることもあります。
その理由は、搭乗口までの距離です。羽田空港など大きな空港になると、様々な国内路線が発着しているため、搭乗口が多数存在します。搭乗口の位置によっては、保安検査場からかなり離れている場合があり、移動するのに時間が掛かる可能性もあるのです。搭乗口には出発時刻の10~15分前までに到着している必要があります。出発時刻の10分前から搭乗手続きが始まりますので、搭乗口に着いた時点で搭乗手続きが終了してしまっていたら、出発時刻前であっても飛行機に乗ることはできません。せっかく手続きを全て完了したのに、フライトに間に合わなかったということにならないよう、時間に余裕をもって移動しましょう。
どうしても遅れそうな場合
空港に到着するのが遅くなり、このままではフライトに間に合わないというときには、なるべく早い段階で航空会社のスタッフにその旨を伝えましょう。可能であれば、空港に到着する前の段階で、航空会社に電話連絡をしておくことをおすすめします。事情を伝えれば、保安検査場の手荷物検査などを優先的に受けさせてもらえるなど、手続きを素早く行うため配慮をしてもらえる場合もあります。しかし、搭乗開始時刻に搭乗口にいなかったり、出発時刻に間に合わなければ、当然ながら飛行機は待ってくれません。できる限り搭乗手続きに間に合うよう、航空会社スタッフの指示にしたがって、迅速に行動してください。
国内線を利用する際は時間に余裕をもって行動しよう
今回は、ANAやJALの国内線を利用する際、フライトに間に合うタイムリミットを空港到着時刻や手続き別に解説しました。安心して飛行機に搭乗するためには、スムーズに各種手続きを完了することが大切です。飛行機を利用するときには、あらかじめ搭乗する前に必要な時間を計算した上で、時間に十分な余裕をもって行動しましょう。