ANAマイルとJALマイルを徹底比較!価値があるのは○○です!!
旅行や出張などで飛行機を使う機会が多い人にとっては、マイルを貯めることも楽しみのひとつです。しかし、ANAマイルとJALマイルのどちらを貯めるかで迷っているという人も少なくありません。この記事ではANAとJALのマイルをさまざまな角度から比較し、それぞれのメリットやデメリットを詳しく解説していきます。
フライトマイルの比較
マイルを貯める方法はさまざまですが、もっとも基本的な手段が「飛行機に乗る」ことです。これで貯まるマイルが「フライトマイル」です。ANAマイルとJALマイルでは、それぞれ「ANAマイレージクラブ」「JALマイレージバンク」を利用してマイルを貯めていくことになります。
両者とも基本的にフライトマイルの計算方法は同じです。「フライト区間のマイレージ×予約クラスごとの積算率」という式で計算されます。しかし、「貯めやすい」という観点からすると、ANAマイルに軍配があがります。なぜなら、ANA以外の航空会社を利用したときでもANAマイルを貯めることのできる機会が多いからです。
ANAは「スターアライアンス」に加盟しており、スターアライアンスに加盟しているほかの航空会社のマイルを貯めることが可能です。スターアライアンスにはユナイテッド航空やエアカナダなど世界の大手航空会社28社が正会員として加盟しており、就航空港は1,317(2018年12月現在)にのぼります。
一方、JALが加盟しているのは「ワンワールド」です。アメンリカン航空やブリティッシュ・アエウェイズなど13社が正会員で、就航空港は1000以上(2018年12月現在)です。スターアライアンスに比べると規模で不利になります。
ただし、同じ路線を使うことが多いという人にはこの比較が当てはまらない場合もあります。よく利用する路線のある方を選べば良いということになります。
クレジットカードのマイルはどうか
クレジットカードを利用することで獲得できるポイントも、マイルと同等の扱いになります。「ANAカード」は、一般カードの場合「ポイント還元率100円=1マイル」「カード更新付与1,000マイル」「年会費2160円(税込)から」というスペックです。
「JALカード」の一般カードは「ポイント還元率100円=1マイル」「カード更新付与1,000マイル(JAL搭乗が条件)」「年会費2,160円(税込)」と、JALカードは更新付与に条件が付きますが、基本的に同様のスペックです。
また、入会キャンペーンはANAが「18700マイルから」、JALが「2,050マイルから」と、かなりANAカードが有利な条件になっています(2018年12月現在)。ただし、常時開催されている入会キャンペーンですが、期間限定で内容が多少上下することがありますので、注意が必要です。
クレジットポイントの有効期限に関しては、JCBやVISA、一般やゴールドなど、カードの種類により有効期限が異なります。基本的には2年間でポイントが失効するカードが多いですが、マイルの失効期限とは異なりますので、入会時に確認するよう気を付けましょう。
主な提携先はANAが「セブンイレブン」「高島屋」で、200円につき1マイルプラスが貯まります。JALは「イオン」「ファミリーマート」などですが、「JMB WAON」が使えることが大きなメリットです。WAONでは200円あたり3マイルという高い還元率でマイルを貯めることができます。
キャンペーンでもらえるマイルを考えるとANAが有利ですが、普段イオンなどを利用するという場合はJALが便利です。長期的にみてどちらがお得かを検討することが大切です。
提携ポイントをマイルに移行するなら
日常の買い物で貯まるポイントをANAマイルやJALマイルに移行することもできます。
ANAは「Tポイント」「楽天スーパーポイント」「ナナコポイント」などの主要ポイントと提携しています。Tポイントは「500ポイント=250マイル」、楽天スーパーポイントは「2ポイント=1マイル」と、移行の際の交換比率は主に50%です。なお、「メトロポイント」は「100ポイント=90マイル」と高い比率です。
JALは「Pontaポイント」「dポイント(ドコモ)」「エポスポイント(マルイ)」と、やや対象が限られてしまいます。移行する際の比率は50%です。提携ポイントの守備範囲はANAの方が広いといえます。
航空券と交換しよう
旅行好きが気になるのが特典航空券との交換比率です。これについてはANAマイル、JALマイルとも主要な路線のエコノミーに関してはほとんど変わりません。ANA、JALとも「日本短距離:12,000マイル」「ハワイ:40,000マイル」といった具合です。しかし、「シドニー」のみANAが「45,000マイル」、JALが「40,000マイル」と違いがあります。
ビジネスクラスについては、圧倒的にANAが有利です。ANAはハワイが「65,000マイル」であるのに対し、JALは「80,000マイル」です。逆に、ファーストクラスではほとんどの路線でJALが有利になっています。
ビジネスクラスに届くポイントが貯まりそうならANAを、ファーストクラスも現実的という人はJALを選ぶのが有利という結果になりました。しかし、JALにはプレミアムエコノミーも用意されています。エコノミーしか考えていなかったという人でも、少しがんばれば手の届く範囲です。
ANA特典航空券に必要なマイル数一覧はこちら
JAL特典航空券に必要なマイル数一覧はこちら
自分に合ったマイルを選ぼう
このように、ANAマイルとJALマイルにはそれぞれの特徴があります。提携航空会社やクレジットカードの条件をみるとANAが有利にも思えますが、自分の生活パターンと合っていないとマイルは貯まりません。また、一定の額以上を使う人にとってはJALが有利な場面も多くあります。自分のライフスタイルを客観的に見つめ、自分に合ったマイルを選ぶことが大切です。